桐朋学園高校音楽科を経て、英国王立音楽大学を首席で卒業。数々の国際コンクールに入賞し、文化庁芸術家在外研修員として渡米。ニューイングランド音楽院修士課程を名誉賞付きで修了。
帰国後は、全国各地でのリサイタルや音楽祭、NHK-FMやNHK-BSなどにも多数出演。
2007年には、日本初録音となる「ブリッジ、バーバー:チェロソナタ」CDをリリース。
その卓越した技術と、銘器ガルネリの豊潤な音色で聴衆を魅了している。
鷲宮美幸
桐朋学園大学ピアノ科卒業。在学中パリに留学。第56回日本音楽コンクールを皮切りに、多くの国内外のコンクールに入賞。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団やイ・ムジチ合奏団のメンバー、ミッシャ・マイスキーなど国内外の著名なソリストと度々共演。「ピアノ&ピアニスト」(音楽之友社、2018年1月発行)の”日本の名ピアニストたち”にも選ばれた。現在、ソリスト、室内楽奏者、桐朋学園大学嘱託演奏員をとして活躍。CDを数多くリリースし、いずれも高い評価を得ている。
言語や国籍を超えて、誰もが楽しめる特別なステージを実施します。 なかなか聴く機会が少ない音楽や民族楽器の音色など、各国の個性あふれるステージをお楽しみください。
歌手・バンドゥーラ奏者。
ウクライナ生まれ。1986年4月26日、チェルノブイリ原発事故で、原発からわずか3.5キロで被曝。1996年・98年民族音楽団のメンバーとして2度来日し、全国で救援公演を行う。2000年より日本での本格的な音楽活動を開始。美しく透明な歌声とバンドゥーラの可憐な響きは、多くの人々を魅了している。2016年、これまでの活動が評価され日本国外務大臣表彰を受ける。その活動は教科書にも取り上げられている。
ギリシャから伝わったウクライナを代表する民族楽器で、60本を超える弦をもつ。椅子に座り、ひざの上に抱えて両手で爪弾いて演奏する大型楽器で、音色はチェンバロに似ている。また重さは8キロ程度あり、形状は日本の琵琶に似ている。琵琶と同様、昔は盲目のバンドゥーラ奏者も多く演奏したといわれる。
ウクライナでも、近年は手に入りづらい貴重な楽器となっている。